ぞうさんひろば

ぞうさん通信11月号
2018/10/19(金)

 猛暑がやっと過ぎたかと思えば、急に冷え込む様になってきました。体を冷やさない様充分注意して下さい。
 全県的には感染性胃腸炎および、RSウイルス感染症、手足口病が流行しています。インフルエンザが複数の保健所管内で報告され始めました。
 学校欠席者情報収集システムによると多いお病気として流行性角結膜炎、溶連菌感染症、RSウイルス感染症、水痘、手足口病が報告されています。また、大津市および草津市、東近江市でインフルエンザによる欠席者が見られています。
 当院においてもRSウイルス感染症および感染性胃腸炎は相変わらず見られますが、手足口病は稀になってきました。また、未だインフルエンザは見られていませんが注意が必要になってきました。帰宅時には手洗いを欠かさずに励行して下さい。

<インフルエンザ>
 インフルエンザは上気道(鼻や喉)がウイルスに感染して、高熱を出し風邪に似た症状を呈しますが、普通の風邪より症状が重い病気です。普通の風邪と違う点は伝染力が非常に強く毎年冬期に流行する事です。また、咽頭痛や咳などの上気道の症状ばかりでなく、嘔吐や下痢などの胃腸症状や関節、筋肉痛、全身倦怠などの全身症状が見られる事です。子どもの場合稀に脳症のような重篤な合併症を起こす事がありますし、抵抗力の弱いお年寄りでは重症になることがあります。お子さんの場合けいれんを起こしたり、ウトウトと寝てばかりだったり、変な事を口走りいつもと様子が違う場合には直ちに病院に受診しましょう。普通の風邪には根本的な予防法や治療薬がありませんが、インフルエンザにおいては予防接種があり、100%予防する事は出来なくても症状を軽く済ませる事が出来ます。インフルエンザは外来で迅速に診断でき、インフルエンザに対するお薬が開発されています。副作用の問題が大きく取り上げられ、厚生労働省は10歳以上のお子さんにはタミフルを原則投与しないように勧告しています。10歳以上のお子さんにはイナビルやリレンザの吸入薬が処方されています。今年に入り、10キロ以上のお子さんに対しゾフルーザ(新しい薬)の投与が認められるようになりました。しかし、予防接種をお勧めします。病気には罹らない事が大切です。
 もし罹ったら、家庭で出来る事は先ず安静(寝ているのが一番です)にし、余分な体力の消耗を防ぎましょう。高熱が3-5日続くので、食欲がなかったり、機嫌が悪く夜眠れなかったら、解熱剤を上手に使ってあげましょう。但し、解熱剤の使い過ぎにならない様に注意が必要です。解熱剤の量や間隔を空ける時間など医師の指示に従ってください。部屋の空気を時々入れ替え、温度や湿度を適宜調節し、着衣にも気を配りましょう。水分を十分に摂らせるように心がけて下さい。胃腸が弱っていますので、食事は子どもの好きそうなもので消化の良いものを心掛けて下さい。高熱で元気がなく、グッタリしているときは体を拭くくらいにし、熱があっても元気があれば、疲れさせない様に注意しながら入浴させてもかまいません。ただ長風呂は避けて下さい。